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実践!プラテニ

ストローク (上級トーナメントクラス選手)【吉田コーチ編-2】

ストローク(上級トーナメントクラス選手、市民大会本選クラス)【吉田コーチ編-2】

今回の実践プラテニは、吉田将彦コーチからです。
吉田コーチは、日本のナショナルエリアコーチとしての活動のみならず、海外数カ国でもコーチ研修や指導者講習会を担当してきました。
また、今でもそうですが、様々な世界トップ選手を育てた指導者から得てきたノウハウを、特別にこの場でお伝えいただきます。
じっくりと楽しんでお読みください。かなり今後のテニスに役立つと思います。

前回は、ストロークのウォーミングアップをお伝えしましたが、今回は長い距離のストロークのお話をしたいと思います。
ベースラインに移動した場合に、「私が一番最初にチェックするのはどこでしょう?」

この話の前に、まず「テニス選手はなぜミスをするのでしょうか?」を考えてみると答えが出てくるかもしれません。

パワー不足?
体力がないから?
ラケットの操作ミス?
バランスを崩したから?
いやいや、メンタル?

しかし、トッププレイヤーを例に考えると、
パワーは完璧!
ラケットとボールの操作性は天才レベル!
美しいバランス!
メンタルはタフで人格者!

このような選手がたくさんいます。
そしてトッププレイヤーには数多くのサポートが入ります。

・テニス用品メーカー
・その国のテニス協会の強化スタッフ
・凄腕のフィジカルトレーナー
・なんでも悩みを解決してくれるテクニカル、メンタルの専門家

ある選手によっては、大型のキャンピングカーが試合会場に常駐し、その選手の心、技、体を完全サポート。

私の友人で非常に謙虚なグランドスラムプレイヤー(外国人)が、あるトッププレイヤーに負けた時に発した言葉、
「彼の周りのサポートは絶大だった。」
その対戦相手の技術面の違いを質問した私に、彼は質問の答えとは程遠い「サポート力の違い」を私に伝えるほど。

そんな個人としての資質も、外部のサポートも完璧と思われるトッププレイヤーですら、
「テニスの試合ではミスをします」。

そのミスの原因は、「タイミングとリズムのミス」です。
そしてこのミスの原因は、何も完璧と思われるトッププレイヤーのみならず、一般の私達にも当てはまります。

しかし言葉としては同じである「タイミングとリズムのミス」には、トッププレイヤーと一般プレイヤーでは、それぞれ違いがあります。
【トッププレイヤー】→ 他の条件が完璧で、消去法として「タイミングとリズム」が浮き彫りになる
【一般プレイヤー】→ 他の条件の未完成な部分が遠因となり「タイミングとリズム」のミスが出る。

ですので、冒頭の「私が一番最初にチェックするのはどこでしょう?」
の答えは「タイミングとリズムに問題がないかのチェック」です。

ベースラインでのラリーで問題が発見された時に、私のプライベートレッスンでは、この段階で受講者の方に「タイミングとリズム」改善のための数種類のアプローチを踏むために、99%の受講者の方はここでほぼ問題が解決します。
プライベートレッスンで、「タイミングとリズム」の具体的な説明も行い、受講者の方のより深い理解を促します。
そして、その後に遠因となるテクニカル・フィジカルなど、他の未完成な条件に着手します。

もちろん「タイミングとリズムの取り方が上手で、他の未完成な条件が目立つ場合」もあります。
その際は、もちろんテクニカルな部分に直接着手します。

しかし、私自身の海外でのテニス指導の経験から言えることは、
「日本人のテニスティーチングは、magnify(小さなものを拡大してみる)の要素が強い」
ということ。

確かに他の国には真似できないほどの、そのmagnifyのセンスが各分野においての日本と日本人の強みではあるのですが、テクニカル・フィジカルの一部分をあまりに小さく分解して伝えてしまうティーチングスタイルは、時として再考が必要です。

そういう意味でも、ベースラインラリーにおいて一番最初に「適切なタイミングとリズム」をお伝えすることは、非常に重要と考えます。
実際にどうレッスンを行っていくかは、プライベートレッスンにてお待ちしています。
かなりの進歩をお約束できると思います。

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