試合で勝つために必要な「ショット予測」の考え方
上達ブログ
2026.07.04 ・ プラテニ
試合で勝つために必要な「ショット予測」の考え方
個人テニスレッスン専門20年 プラテニ(プライベートテニスレッスンドットネット)代表浜田です。
中級以上になると、質の高いラリーを続けること、
草トーで勝ち上がること、
フットワークを良くすること、
そして戦術的に試合を進めることが非常に重要になってきます。
その中でも特に大切なのが、ショット予測です。
ショット自体は打てるようになったけれど、試合では勝ちきれない…という方は、
予測を磨く時期に来ていると思います。
ただし、適当に予測して動き出してしまうと、
逆に裏をかかれてしまい、墓穴を掘ることもあります。
ショット予測は「勘」ではなく、根拠を持って予測することが重要です。
ショット予測の3つの方法
① 自分の打ったショットから予測する
自分がどこに、どんな質のボールを打ったかによって、
相手の返球コースはある程度限定されます。
- センターに深いボールを打った時 → センター方向に返球されやすい
- 角度をつけて打った時 → 相手も角度をつけて返してくることがある
- 速いクロスボールで相手を走らせた時 → 打点が遅れてストレートに来やすい
特に、速いクロスで相手を追い込んだ時は
ストレートケアが大切です。
「自分のショットが相手にどんな制限を与えたか」を考えると、予測の精度が上がります。
② 相手のショット・体の使い方を見る
相手のフォームや体の使い方には、コースや球種のヒントがあります。
- 体が少し早く開いたら → クロスの可能性が高い
- しっかり引きつけている → ストレートや逆クロスの可能性がある
両手バックハンドの場合
左膝が曲がっていない場合は、バックハンドが苦手なケースがあります。
その場合、パスが浮いたり、ミスが出ることがあります。
片手バックハンドの場合
- ストレートパスが多い
- スライスが多い
- ロブケアも必要
面が上を向いたら、ロブの可能性が高まります。
フォアハンドの場合
サーキュラーテイクバックで膝が曲がっていない場合は、
フォアが不安定なケースがあります。
ボレーの場合
グリップが厚い場合は、遅いボールでローボレーを打たせると
ミスが出やすくなります。
③ 相手のパーソナリティ・傾向を見る
これが最も大切な予測です。
人には必ず、打ってくるコースの傾向があります。
それを把握しておくことで、試合の主導権を握りやすくなります。
相手を「ショット」ではなく「タイプ」で見ると、戦術が立てやすくなります。
代表的な4つのタイプ
1. ストレート型
クロスラリーの中から、早い段階でストレートに打ってくるタイプです。
ストレートタイプ①
ストレートしか打てないタイプです。フラット系で、ボディターンをあまり使わず、
握りが薄いのが特徴です。
ボールとの距離が遠くなりやすいため、フットワークがそこまで良くない場合があります。
シングルスでは、ストレートに来たボールをクロスに返し、
その次もまたクロスで追い出す展開が有効です。
特に速いアングルスピン系で追い出すと効果的です。
ただし、タイミングよく合わせてストレートにカウンターしてくることもあるので注意が必要です。
ストレートタイプ②
勝ち気で、すぐストレートに打ってくるタイプです。握りは厚めです。
- ダブルス → ストレート待ちをしてボレーする
- シングルス → 遅いボールやスライスで滑らせるとミスが出やすい
2. クロスタイプ
基本に忠実で、クロスを中心に組み立ててくるタイプです。
- ダブルス → 同じことを繰り返すことが多いので、モーションを盗んでポーチに入る
- シングルス → ショートクロスで追い出し、次をストレートへ、そしてネットへ
3. ロブタイプ
まずはロブをケアしておくことが重要です。
シングルスでは、フォアが苦手な場合が多いため、
フォアのクロスラリーに持っていくことが有効です。
一方で、バックラリーでの守りは強いことが多いです。
相手に「打たなくては」と思わせる展開を作ることが大切です。
4. オールラウンドタイプ
ロブ、ストレート、クロスをバランスよく打ってくるタイプです。
戦術的にプレーしてくるため、こちらの動きもよく見ています。
そのため、フェイントやタイミングの変化で揺さぶるのが有効です。
また、プレッシャーがかかると、
最終的には上記のどれかのタイプに寄ってくることが多いです。
まとめ
ショット予測は、単なる勘ではありません。
- 自分の打ったショットから読む
- 相手の体の使い方から読む
- 相手の性格・傾向から読む
この3つを組み合わせることで、予測の精度は大きく上がります。
中級以上で試合に勝ちきれない方は、
ぜひショット予測を磨く意識を持ってみてください。
ショットが打てるようになった後に伸びる選手は、
ほぼ間違いなく「予測」が良くなっています。
技術だけでは勝ちきれない段階に来たら、次は「読む力」を鍛えていきましょう。
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