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全仏オープン2026は2週目に突入し、2回戦から4回戦にかけて男女ともに前代未聞の大波乱が続いています。第1シードのシナーが2回戦で敗退、ジョコビッチが3回戦で10代に屈し、女子もガウフ・シフィオンテクら優勝候補が次々と姿を消す異例の展開。ここでは2回戦〜4回戦の注目10試合をハイライト動画とともに一気に振り返ります。
フアン・マヌエル・セルンドロ def. ヤニック・シナー(1) 3-6, 2-6, 7-5, 6-1, 6-1
今大会最大の衝撃。世界ランク1位のシナーが2セットアップ、第3セットも5-1とリードしながら、突如足に痙攣が発生。そこからセルンドロが最後の20ゲーム中18ゲームを奪う驚異的な逆転劇を演じました。トップシードの2回戦敗退は2000年のクチェラ以来26年ぶり。シナーのキャリアグランドスラムへの挑戦は、30連勝でストップという衝撃的な結末を迎えました。
ジョアン・フォンセカ(28) def. ノバク・ジョコビッチ(6) 4-6, 4-6, 6-3, 7-5, 7-5
4時間53分の壮絶な死闘。2セットダウンから這い上がった19歳のフォンセカが、グランドスラム25勝のレジェンド・ジョコビッチを逆転で撃破。10代の選手がジョコビッチをグランドスラムで破ったのは史上初。2セットダウンからの連続逆転勝利は過去30年のGSテニスで初の快挙でした。
アナスタシア・ポタポワ(28) def. ココ・ガウフ(4) 4-6, 7-6(1), 6-4
ディフェンディングチャンピオンのガウフが3回戦で敗退。第1セットを奪ったガウフでしたが、第2セットのタイブレークでポタポワが7-1と圧倒し流れが一変。第3セットもポタポワのアグレッシブなプレーの前にガウフは為す術なく、2時間39分の激闘の末に連覇の夢が潰えました。
大坂なおみ(16) def. イヴァ・ジョヴィック(17) 7-6(5), 6-7(3), 6-4
約3時間のフルセットマッチを制した大坂が、全仏オープンで自身初の4回戦進出。18歳のアメリカ人ジョヴィックとの接戦を粘り強く乗り越え、ハードコート以外のGSで初めて2週目に駒を進めました。次戦は第1シードのサバレンカとの大一番が控えます。
マルタ・コスチュク(15) def. イガ・シフィオンテク(3) 7-5, 6-1
全仏4度の優勝を誇る「クレーの女王」シフィオンテクが、コスチュクにストレートで敗退。第1セットは競り合いとなったものの、終盤にミスが増え始めると、第2セットはコスチュクが完全に主導権を握り一気に押し切りました。2019年以来、シフィオンテクにとってローランギャロスでの最も早い敗退です。
ジョアン・フォンセカ(28) def. キャスパー・ルード(15) 7-5, 7-6(8), 5-7, 6-2
ジョコビッチ撃破の勢いそのままに、2度のファイナリスト・ルードも撃破。両者51本のウィナーを放つ打ち合いの中、ここ一番での集中力でフォンセカが上回りました。ブラジル人男子としてグスタボ・クエルテン以来のローランギャロス準々決勝進出です。
ヤクブ・メンシク(26) def. アンドレイ・ルブレフ(11) 6-3, 7-6(6), 4-6, 2-6, 6-3
2セットアップから一度はルブレフに追いつかれるも、最終セットで再び力を発揮したメンシク。チェコの19歳が5セットの激闘を制し、グランドスラム初のベスト8入り。フォンセカとともに10代の選手がGS準々決勝に2人同時進出するのは過去30年で2度目という歴史的な快挙です。
ラファエル・ホダール(27) def. パブロ・カレーニョブスタ 4-6, 4-6, 6-1, 6-2, 6-2
スペイン対決は壮絶な逆転劇に。最初の2セットを落としたホダールが、第3セットから完全に流れを変え3セット連取で大逆転勝利。18歳のホダールはフォンセカとともに10代のGS準々決勝コンビを結成し、次世代の台頭を印象づけました。
アレクサンダー・ズベレフ(2) def. イエスパー・デヨング 7-6(3), 6-4, 6-1
波乱続きの大会で安定感を見せるズベレフが、オランダのデヨングをストレートで下し6年連続の準々決勝進出。第1シードのシナー、ジョコビッチが敗退した今、ズベレフが優勝最有力候補として存在感を示しています。
ミラ・アンドレーワ(8) def. ジル・タイヒマン 6-3, 6-2
18歳のアンドレーワが危なげないストレート勝ちで3年連続の全仏準々決勝進出。安定したベースラインプレーとコートカバー力で終始試合を支配しました。男女ともに10代の躍進が目立つ今大会を象徴する一勝です。
4回戦終了時点で、男子トップ10シードで残っているのはわずか3名、女子も4名のみ。男子は2002年全米以来、女子は2022年全仏以来の「トップシード大量敗退」となっています。
本日6月1日(Day 9)は、第1シードのサバレンカ vs 大坂なおみのナイトセッションが最大の注目カード。波乱と次世代の台頭で目が離せない全仏オープン2026、準々決勝以降もさらなるドラマが待っていそうです。